マグダレナ島のペンギンか、フロワード岬沖のザトウクジラか
プンタ・アレーナス発のもうひとつの大きな船旅は、北東ではなく南へ向かい、フランシスコ・コロアネ海洋公園のザトウクジラを目指します。料金はマグダレナ島行きの2倍以上で、出発は真夜中のような時間です。ここでは、クジラの一日がどんなものか、ペンギンの代わりに選ぶならどんなときかを紹介します。
同じ街から出る2つの船
マグダレナ島行きの船はどれもマゼラン海峡の短い区間を渡り、昼過ぎまでに戻ってきます。クジラクルーズは反対方向へ、ザトウクジラがえさを食べる海域まで海峡を南下し、丸一日かかります。
どちらもプンタ・アレーナス発で、Solo Expedicionesはペンギンのスピードボートとクジラツアーの両方を運航しています。ただし、かなえる願いは別物です。クジラの日はペンギンへの近道ではありません。
どちらが合うかは、主にどの動物を見に来たかで決まります。そのうえで、一日のうちどれだけの時間と予算をかけられるかです。
4:00出発と南への長い移動
Solo Expedicionesのクジラと氷河の一日ツアー(約365ドル)は約12時間で、Viatorの掲載ページでは4:00出発です。バスで約1時間かけて、街の南約50 kmの桟橋へ向かいます。
そこから船は南へ進み、アメリカ大陸本土の最南端であるフロワード岬を過ぎていきます。この区間の朝は波が荒いことがあるので、船酔いしやすい人は乗船前に酔い止めを飲んでおきましょう。
船には最大80人が乗り、どのマグダレナ島行きの便よりも大人数です。朝食と昼食は料金に含まれています。軽食とコーヒーも付くので、一日分の食べ物を持っていく必要はありません。
集合の詳細は予約ページにあるので、前の晩に読んで、余裕を持ってアラームをセットしておきましょう。3:30には誰も頭が回らないので、暖かい服とカメラは寝る前に並べておくのがおすすめです。
ザトウクジラと過ごす数時間
目的地はフランシスコ・コロアネ海洋公園で、ザトウクジラがえさを食べに来る海域です。掲載ページによると、通りがかりに一度見るのではなく、何時間もかけてじっくり観察するツアーです。

野生動物は約束されたものではなく、クジラは自分のペースで動きます。途中でイワシクジラやアシカが見られることもあります。イロワケイルカやミナミカマイルカに出会える可能性もあります。
クジラが現れるまでの間は双眼鏡が役立ちます。船から少し離れた場所でクジラが浮上したときも、ズームのあるカメラならスマホより多くを写せます。
クジラの後は氷河に立ち寄り、そこから海峡を北へ戻る長い帰路につきます。プンタ・アレーナスに戻るのは夕方で、疲れてはいてもお腹は満たされています。
クジラの日のペンギン
マゼランペンギンは見られる可能性のある動物のリストに入っていますが、掲載ページは何も約束していません。シーズン終盤に参加したレビュアーは1羽も見なかったそうなので、ペンギンも一緒に見るつもりでクジラクルーズを予約するのはやめましょう。
ペンギンが旅の目的なら、マグダレナ島行きの船に乗りましょう。Solo Expedicionesのスピードボートツアー(約160ドルから)なら島に約1時間上陸して巣穴の間を歩き、帰りにマルタ島のアシカのコロニーをめぐります。
ザトウクジラと過ごす丸一日
Solo Expedicionesのクジラクルーズは夜明け前に出発し、海洋公園で何時間も過ごし、途中で3回食事が出ます。クジラと氷河が目当てなら選ぶ価値があり、ペンギンツアーとしては選ばないでください。
料金と注意点
| クジラクルーズ | マグダレナ島スピードボート | |
|---|---|---|
| 料金(1人あたり) | 約365ドル | 約160ドル |
| 所要時間 | 約12時間 | 約5時間 |
| 出発 | 4:00 | 6:30 |
| グループの人数 | 最大80人 | 最大60人 |
| 食事 | 朝食、昼食、軽食 | コーヒーサービス |
| ペンギン | 可能性あり、保証なし | シーズン中の主役 |
クジラの日は、GetYourGuideで300+件のレビューで評価4.8、Viatorで200+件で4.8です。弱点は料金、起きる時間、そして荒れやすい朝の海です。ツアー料金ガイドでは、ほかの4つのツアーと並べて比べています。
どちらを選ぶか
ザトウクジラを目当てに南米の南端まで来たなら、あるいはマゼランペンギンをすでに見たことがあるなら、クジラクルーズを選びましょう。氷河と南の果ての人けのない水路が、クジラと同じくらい心に残るという人もいます。
ペンギンを間近で見て、午後を自由に使い、料金も抑えたいならマグダレナ島です。小さな子ども連れの家族には、4:00出発で12時間出かけるより、半日の船のほうがずっと楽です。
予算も関わってきます。約365ドルのクジラの日は、約160ドルのマグダレナ島スピードボートの2倍以上ですが、食事が料金に含まれるぶん、差は少し縮まります。
ペンギン船はコロニーに鳥がいる10月から3月ごろに運航し、雛が見られる週はシーズンガイドで紹介しています。クジラツアーの運航日は、計画を立てる前に掲載ページで確認してください。
1回の滞在で両方を組み込む
街に2〜3日いれば、両方のツアーに参加できます。風で欠航することがあるので、マグダレナ島の船は滞在の早い時期に予約しましょう。後の日があれば予約し直せます。
先にペンギンに行けば、長い海の一日の前に海峡の感覚もつかめます。マグダレナ島への航海が荒く感じたなら、クジラの船では酔い止めをしっかり用意しましょう。
クジラクルーズは前の晩に早く寝られる日に入れましょう。代わりの選択肢は風と欠航についてのページで説明しています。そのうえでスピードボートとカタマランの比較を見れば、ペンギン船を選べます。
どちらのツアーでも、甲板の寒さに驚く人がいます。防風のアウターの下に暖かい重ね着をして手袋もあれば、島の丘でもクジラの船でも同じように助かります。